育児

【幼児教育】これからの時代を生きる子供に必要な能力とは何か

これから子供に必要な能力

我が子を育てていく上で、漠然とした不安がありました。

今後の時代を生き抜くには、今まで自分達が受けてきた教育と同じでいいのか。

IT技術が発達し、AIにあらゆる仕事を奪われていく中で、必要とされる能力とは何なのか、夫ともよく話していました。

夫が探してきた一冊に私たち夫婦に刺さる言葉がありました。

アフィリエイト広告を利用しています

結論:今後必要とされる能力:論理力と想像力

こちらの本では、『論理力』と『想像力』と述べられていました。

計算力でも英語力でもプログラミングでもありませんでした。

確かにAIに計算力や記憶力に勝つことはできないのですよね。では何でAIに勝てるのか、それは感性や想像力だそうです。確かに、それはなんとなく分かります。

問題は論理力です。AIに指示をするのに論理的な言語が必要とされるからだそうです。

論理力があれば、読解力・表現力・思考力に繋がるんだとか。

この論理力について、詳しく述べられているのが、こちらの一冊。

2歳から12歳の脳がグングン育つ『論理の力』出口汪

created by Rinker
¥1,430 (2024/04/30 02:30:55時点 楽天市場調べ-詳細)

著者の出口汪さんは、関西学院大学大学院文学部研究博士課程単位取得退学。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社水王舎の代表取締役。

予備校の人気現代文講師というすごい肩書きの方です。

自分なりに要点をまとめてみました。

幼児童教育とは脳を育てる教育

brain

脳は6歳まで80%発達し、12歳頃に完成すると言われているため、

幼児童期教育(12歳まで)は重要です。

今後必要とされる能力は『論理的な言語(論理力)』『想像力に伴う感性(想像力)』

『豊かな想像力』を身につけるには音楽や芸術・ダンスが非常に効果的。

幼児期は、左脳(言語脳・学習脳)が発達していない分、右脳(感性)が働きやすいので、音楽や芸術によって感性を磨き上げるのに最適な時期。

クラシック音楽を聴かせたり、工作やお絵かきをさせる。指先の運動も重要なので、ピアノやヴァイオリンを習わせる。

右脳が発達している時に刺激をすることは大事だが、過度に刺激することは注意が必要。徐々に左脳(言語脳)も鍛えていく、バランスが大事だそうです。

右脳を刺激すると言葉に関心を示し、言語脳(左脳)が発達していく。

そのために必要なのが、読書と漢字教育です。

我が家でも早期からの読み聞かせ・漢字教育を実践していますね。

言語習得期に、『読書』で右脳(感性)を鍛える

子供の英語の力を育てる

右脳が関与する、視覚・聴覚・触覚を刺激しつつ、左脳の発達に繋げていく。

視覚:漢字の読み取り(2・3歳頃から)

聴覚:簡単な文の聞き取りをさせる(読み聞かせ・読書)。英語の音も聞かせる。

触覚:直線や螺旋などをかく練習をする。線をなぞらせたり、瓶の蓋の開け閉め、指先を動かす練習をさせる。

我が子には触覚への意識が低いかなとい反省し、最近はお絵描きや指先を使う取り組みを増やしています。

漢字はKUMONの漢字カード、聞き取りは絵本の読み聞かせを毎日しています。

左脳を徐々に発達させるには、『漢字教育』が重要

漢字

漢字は『読み取り』を中心に、言語として習得させる良いそうです。

2・3歳から『漢字』の勉強を始め、漢字の書き取りではなく、読み取りを中心にする。

読めるということは意味がわかるということ。漢字を覚えることで語彙力が身に付き、助動詞や助詞も自然と覚えられるようになり、文章の意味がわかるようになる。

それが読解力に繋がり、世界が広がる。読解力がつくと自学自習の力がつく。

漢字教育で語彙が増え、抽象的だった世界が具体化され、物事が整理され始めるそうです。

英語のサイトワーズと同じですね!

全ての科目の土台となる『論理力』を幼児童期に習得すべし

論理力は全ての科目の土台となる。学童期ではなく、幼児童期にこそ習得すべきもの。

論理には、「整理する」と「伝える」という二つの重要な役割があり、

物事がしっかり整理され、伝えることが論理なんですね。

客観的に道筋を立ててながら読むことが、論理的に読むこと。

論理的に読むことができれば、書くことができる。そして論理的に話すこともできるようになる。

「読む・書く・話す」といったグローバル社会に必要なコミュニケーション能力を高めることができるのですね!

早期英語教育は禁物だが、幼児期から脳に英語の音を入れる

国語力がついていない段階で英語の早期教育は禁物だそうです。

確かに日本語もよく分かっていない状態で他の言語が入ると混乱しそうですよね。

ただし言語習得期であるため、右脳が刺激を受けやすいため、英語の音を聞かせるのは良いそうです。

そして英単語の音を必ず意味と結びつけていきます。字の読み取りと同様にする。

ミュージカルは総合的教育プログラム

脚本を読むことで読解力、脚本を作ることで想像力・文章力。

見知らぬ人の前で自己表現することで自信がつき、コミュニケーション能力が鍛えられる。

まとめ

今回は自分の中で噛み砕くのに少し時間がかかりました。そもそも私に論理力がないからでしょう。私なりにまとめた要約は、こちら。

これからの時代、論理力と想像力が必要とされる。

まずは言語習得期に右脳を鍛え想像力を鍛えつつ、読み聞かせや英語の聞き流しをして、漢字やサイトワーズなどに結びつけ、左脳も鍛えていく。

抽象的な物事が具体化され、整理され、読解力が身に付く。読解力がつくと、論理的に読む力や書く・話す力がつく、と解釈しました。

他にも環境が重要だということや日本人に論理力がない理由などを記載されており、非常に面白く、刺激的な本でした。

出口式の教材もがでており、我が家でも導入検討したいと思います。

ABOUT ME
くすりすこ
30代の薬剤師ママです。2児の母。 総合病院で勤務した後、中小病院に転職。 育休2回を経験。病院薬剤師として働いています。 働く病院薬剤師の日常や子育てについて書いています。
RELATED POST